ソフトバンクエアーのメリットとデメリットを解説

WiFi

「世の中にうまい話は無い」子供の頃からずっと、言い聞かされてきた言葉です。

 

突然見知らぬ番号から電話が掛かってきて「近いうちに公開される事が確実な、絶対に儲かる未公開株を、あなただけにお知らせします」という話を熱弁されても

 

「電話なんかしてる場合じゃないでしょ!?人に教えないで、借金してでも全部あなたが購入しなさい」と返答すれば済む話です。

 

しかし「知っているか?知らないか?」は、うまい話と混同するべきではありません。

 

同じ家族3人でスマートフォンしか持っていないのに、通信料が毎月2万円弱の支払いの方と、スマートフォンに加えてWi-Fi環境を自宅に持ち、パソコンやタブレットを自由に使っているのに、通信料合計が毎月8千円ちょっとの方がいらっしゃるのは、上手い話に乗ったのではなく、知っているか?知らないか?です。

 

「ソフトバンクエアー」の、知って欲しいメリットだけでなく、デメリットも解説します。

 

メリット1 工事不要

 

 

(出典:ソフトバンクエアー公式

 

光回線を導入するためには、大なり小なり何らかの回線工事が必要になります。申込みをしてから早くて数週間、場合によっては1ヵ月から2ヵ月、回線開通までの時間が掛かる場合もあります。工事のためには立ち会いが必要で、家の中と外の2日間になるケースも有ります。

 

「ソフトバンクエアー」の一番のメリットは、光回線を導入する時に必要な工事が不要で、到着したらコンセントを差し込むだけで、光回線に最も近いWi-Fi環境の構築が簡単に出来ることです。

 

具体的なケースを見てみましょう。

 

光回線が来ていない

自宅や自宅マンションの側まで光回線が来ていなければ、引き込む事は出来ません。日本で最も対応エリアが広いのは、NTT東日本・西日本が設置する「フレッツ光」です。フレッツ光の人口カバー率は95%以上で、対応エリアの詳細は以下から確認出来ます。

 

NTT東日本 フレッツ光対応エリア

NTT西日本 フレッツ光対応エリア

 

光回線が来ていなくても、「ソフトバンクエアー」なら自宅にWi-Fi環境の構築が、手軽に素早く可能になります。

 

転勤が日常にある

転勤族と呼ばれる方は、度重なる転勤が日常的にあります。光回線を導入する場合は、ある程度長期間の利用が前提になっています。申込みから工事まで一定期間が必要になり、急な転勤が決まった場合には違約金が発生したり、撤収工事が必要になってきたりするケースがあります。

 

その合計金額は10万円近くになる事もあり、負担は小さくありません。忙しい引っ越しの前後に、導入や撤収には工事の立ち会いが必要なケースも多くなります。

 

工事不要の「ソフトバンクエアー」なら、引っ越しに伴う煩わしさが無く、利用場所の変更手続きを行えば、引っ越し先で初日からWi-Fi環境を利用出来ます。

 

マンション集合住宅に回線が引き込まれていない

建物の構造上の問題で光回線を引き込めなかったり、共有スペースに回線を通せなかったりする場合、工事の都合で光回線の利用が出来ないケースがあります。

 

また賃貸物件では、大家さんが改造工事を認めていないケースもありますし、購入物件であれば管理会社や他の入居者の同意を得る必要があり、いくつもの大きなハードルがあります。

 

一戸建てでも賃貸の場合は、回線導入工事に大家さんの同意が必要になり、建物の改造を認めていない場合は光回線の導入が出来ません。

 

工事不要の「ソフトバンクエアー」なら、一連の煩わしさに巻き込まれること無く、自宅にWi-Fi環境の構築が可能です。

 

マンション集合住宅の回線状況に不満がある

無料・有料を問わず、マンション集合住宅にインターネット回線が入っている場合に、速度や安定感などの回線品質に不満の有る場合、個人的に改善する事は非常に困難です。

 

建物配線設備等の構造的問題は、入居者が解決出来る問題ではありませんし、他の大勢の入居者と1本の回線を共有する利用方法では、よく使う時間帯に混雑することは避けられません。

 

建物の配線構造を問わない、配線工事不要の「SoftBank Air」なら、それらに影響されないWi-Fi環境が簡単に構築出来ます。

 

メリット2 通信費全体の節約

「家族全員のスマートフォン通信料金だけで、もう一杯一杯!とても、別の回線導入なんて費用的に無理無理!!」と、お考えなら是非、「ソフトバンクエアー」の導入検討をオススメしたいです。

 

実際に計算した、以下のシミュレーション金額をご覧ください。

 

3大キャリア利用時のシミュレーション

携帯電話の契約で最も手軽なのは、街に多く有る3大キャリアの携帯電話ショップです。契約する側が明確にニーズを伝えたり、プランを把握して具体的に指定したりする事が無い限り、カウンターの向こう側にいるスタッフさんは、大容量・無制限のメインプランを勧めてきます。

 

3大キャリアのメインプランで、家族3人の通信料合計を計算してみましょう。

 

docomo

ギガホプレミアプラン 容量60GB/月 月額7,205円

 

家族で3回線以上docomoを利用すれば、1,100円の割引きが受けられます。

 

家族3人では

 

月の支払料金は(7,205円-1,100円)×3人=18, 315円

 

になります

 

au

使い放題MAX 4Gプラン 容量無制限 月額7,238円

 

家族3人以上で利用すれば、1,100円の割引きが受けられます。

 

家族3人では

 

月の支払料金は(7,238円-1,100円)×3人=18,414円

 

になります。

 

SoftBank

メリハリ無制限プラン 容量無制限 月額7,238円

 

メリハリ無制限は、家族で回線数が増えるほどお得になります。

 

家族3人では

 

月の支払料金は7,238円+6,578円+6,028円=19,844円

 

になります。

 

 

概ね家族3人で、キャリアのメインプラン利用では、1万8千円強から2万円弱の金額が通信費用として掛かります。

 

自宅にWi-Fi環境が有れば、大容量・無制限プランは不要

2021年8月26日に、株式会社MM総研は最新の「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態(2021年7月時点)」を公表しています。

 

 

(出典:MM総研

 

このデータは、スマートフォンで携帯電話会社の回線を利用したデータで、Wi-Fi環境での利用は入っていません。昨年のデータと比較すると、データ使用量は増加傾向にあります。

 

それでも、「1GB」31.8%・「2GB」11.7%・「3GB」14.1%で、57.6%のユーザーが3GB以下の通信量に留まっていて、約75.2%のユーザーは累計「7GB」までで収まっています。

 

単純に平均をとれば8.72GBになりますが、数値の中央値は3GBになります。

 

これは、3GBのプランで大半の方はカバー出来て、殆どのユーザーは7GBで充分ということです。多くの方に無制限や大容量は必要無く、2021年春からサービスが開始されている話題の新プランahamo・povo・LINEMOの20GBも大きすぎる容量(無駄な料金を支払っている)だと言えます。

 

「え!そんな小容量な訳は無いんだけど・・・?」と、考えるのも無理ありません。前述通り、この数値には自宅で利用するWi-Fi環境での利用時のデータ料は、基本的に入っていません。

 

 

(出典:MM総研

 

スマートフォンで利用するWi-Fi環境でのデータ量は17.45GBで、携帯電話会社の回線利用と合算した総データ量は26.17GBです。

 

最新の通信量データの平均値で考えれば、26.17GBのデータ量を自宅でのWi-Fi環境無しで利用するためには、3大キャリアの無制限・大容量プランが必要ですが、自宅にWi-Fi環境を導入すれば、小容量プランに移行しても問題無いという事です。

 

「ソフトバンクエアー」+スマートフォン「ワイモバイル」でシミュレーション!通信費が安くなる!

ソフトバンクエアーで自宅にWi-Fi環境を構築すれば、家族全員が自宅でWi-Fiを無制限に利用出来るため、携帯電話会社の回線利用は外出時に限定出来るため、小さな容量プランに変更する事で、トータルの通信費は安くなります。

 

大半の方は、3GB程度のプランで大丈夫ですが、小容量のプランでは格安SIMの方が、価格メリットが出ます。しかし、格安SIMは大手キャリア回線の一部を間借りして使う形態のため、キャリア回線を利用してきた方には回線品質に不安を抱き、乗り換えに躊躇する一因になっています。

 

その点、ワイモバイルは格安SIMではなく、SoftBankのサブブランドであるため、キャリア回線であるSoftBank回線を全てメインブランドと同様に利用します。それでいて、ソフトバンクエアー利用者は月額1台あたり1,188円の割引き「おうち割」が受けられて、価格は以下の様になります。

 

 

(出典:ワイモバイル公式サイト)

 

スマホの料金プランおうち割 光セット(A)セット割適用後 月額料金
()内はセット割適用前
シンプルL(25GB)-1,188円2,970円(4,158円)
シンプルM(15GB)-1,188円2,090円(3,278円)
シンプルS(3GB)-1,188円990円(2,178円)

 

ソフトバンクエアーと併せて利用する事で、3GBの携帯電話の料金は月額990円になります。ソフトバンクエアーの月額利用料金は、割引が適用されるため1.2年目と3年目以降の料金が変わります。

 

ソフトバンクエアー
基本月額 1年目4,180円
基本月額 2年目4,180円
基本月額 3年目5,368円

 

3年目以降で、家族3人でワイモバイルのシンプルSと組み合わせた場合の料金を計算してみましょう。

 

5,368円(ソフトバンクエアー)+990円×3人=8,338円

 

になります。

 

お年頃のお子様が、外でももっと使いたい!というニーズが有れば、15GBのシンプルMにする手段も有ります。

 

その場合は

 

5,368円(ソフトバンクエアー)+990円×2人+2,090円×1人=9,438円

 

になります。

 

現在キャリアに家族で月額1万8千円強から2万円弱を支払っている方なら、自宅でWi-Fiが利用出来る回線を入れても、支払総額は殆ど半額になります。

 

メリット3 キャンペーンが充実

実質の支払い額は、キャンペーンの利用で大きく変わります。「ソフトバンクエアー」は、キャンペーンも充実しています。

 

■SoftBank Airスタート割プラス

 

かんたん!SoftBank Air 1,980円ではじめようキャンペーン
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の月額料金が6ヵ月間毎月最大3,388円も割引される「かんたん!SoftBank Air 1,980円ではじめようキャンペーン」についてご案内。月額1,980円~とお得な料金でソフトバンクエアーを始めるチャンス

 

先ほどの価格を紹介した項でも書きましたが、最初の2年間は割引き「SoftBank Airスタート割プラス」が受けられて、通常の月額基本料金5,368円が4,180円になります。

 

■U-25限定 SoftBank Air 割引

 

U-25 SoftBank Air 割引
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)の月額料金が24ヵ月間毎月最大2,200円も割引されるキャンペーン「U-25 SoftBank Air 割引」についてご案内。月額 3,168円~とお得な料金でソフトバンクエアーを始めるチャンス!

 

契約者が25歳以下の場合、「ソフトバンクエアー」は、「U-25限定SoftBank Air割引」を行っています。2年間は月額料金が、3,168円で利用出来ます。2021年4月1日から展開しているキャンペーンで、終了時期は未定です。

 

■SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン

 

SoftBank Air あんしん乗り換えキャンペーン
「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」についてご案内。SoftBank Air(ソフトバンクエアー)に乗り換えで他社の違約金等を満額(最大10万円)還元してくれるお得なキャンペーン!現在利用中のインターネット回線からお得に乗り換えるなら♪

 

現在使っている光回線の通信品質に不満が有る場合、「ソフトバンクエアー」を導入して解約を検討しても、既に契約して工事も完了している光回線の、違約金や撤去工事費用が発生する場合は、どっちが良いのか?迷ってしまいます。

 

確かに契約の期間や時期によって、違約金や撤去工事費用は数万円から10万円近くになる事もあり、大きな負担です。

 

そんな時に嬉しいキャンペーンが、「SoftBank あんしん乗り換えキャンペーン」です。

 

現在他社の光回線をご利用の方が、「ソフトバンクエアー」に乗り換えで生じる違約金・撤去費用をSoftBankが全額(最大10万円)負担します。

 

光回線ユーザーで、急に引っ越しが決まった方にも大きなメリットが有ります。引っ越し先で、工事不要で直ぐにWi-Fi環境の下でインターネットが利用出来ます。2016年4月15日(金)から展開しているキャンペーンで、終了時期は未定です。

 

代理店で申し込めば更にお得!

 

(参考:ソフトバンクエアーお申し込みサイト)

 

「ソフトバンクエアー」の申込みは、公式オンラインやSoftBankの携帯ショップだけでなく、正規代理店でも受け付けています。

 

ここまでご紹介してきたキャンペーンは、全て公式で実施しているキャンペーンですが、正規代理店は別途に独自の特典キャッシュバックを用意していて、公式キャンペーンに加えて享受出来るため、正規代理店で申込みをした方がお得です。

 

何処で契約しても、「ソフトバンクエアー」の内容・サービスは全く同一で、アフターフォローもSoftBankが行います。キャンペーン詳細については、以下をご覧ください。

 

ソフトバンクエアーキャンペーン一覧
SoftBank Air(ソフトバンクエアー)新規加入キャンペーンのご案内。当サイトなら最大35,000円のキャッシュバックまたはパソコンやテレビにゲーム機などの豪華特典と選べるキャンペーンを実施中♪さらにソフトバンク公式キャンペーンと併用可能でダブルでお得!

 

デメリット1 利用出来るエリア

デメリットについて、見ていきましょう。「ソフトバンクエアー」は、SoftBankが運営する無線回線サービスですが、スマートフォンで利用する電波とは完全に一致しません。

 

メインに使っているのはAXGPという規格で、実際の運用はSoftBankグループ会社のWCP(Wireless City PLANNING)という会社が運営しています。これだけでは補えきれない部分を、SoftBankが使う4Gの一部帯域を利用しています。

 

 

(出典:WCP公式サイト

 

既にサービスが提供されているエリアと、今後の拡大エリアが色分けされて表示されています。地図は移動や拡大も出来るので、お住まいのエリアを確認してください。

 

さらに、詳細な住所を入力する事で確認する事も可能になっています。

 

 

(引用:WCP公式サイト

 

また、AXGPの規格は、提供される最大通信速度がエリアによって異なってきます。エリアによる提供速度は、ソフトバンクエアー公式サイトで確認出来ます。お住まいの場所が、エリア内であることを詳細に確認出来るだけで無く、最大通信速度情報が確認出来ます。

 

 

(引用:ソフトバンクエアー公式サイト

 

検索してエリア外である場合は、残念ながらソフトバンクエアーの使用は出来ません。

 

建物の構造や使用する場所の環境などで、電波の状況は使ってみるまで本当のところは解りません。しかし、実際に使ってみて、万が一繋がりにくい状態である場合には、契約後8日以内にソフトバンクに申請を行い、事例が認められれば負担無く初期契約解除が可能です。

 

引っ越すまでは快適に使っていて、引っ越した先で繋がりが悪い場合も、同様に適用されるので安心です。

 

デメリット2 光回線ほど通信速度は出ない

「ソフトバンクエアー」は、光回線以外では最も光回線に近いWi-Fi環境の構築方法と言えます。しかし実際の回線品質は、速度も安定感も有線で接続する光回線には、及ばないのも現実です。

 

インターネット利用に必要な速度

サービスを提供する企業が発表する最高速度は、あくまで理論上の数値です。光でも無線タイプでも、実際にその速度が出ることは有りません。

 

特に無線を利用するソフトバンクエアーは、利用するエリアの電波状況や、基地局の混み具合等で回線品質が左右されやすい特性が有ります。しかし、大切なのは実際に利用するのにどうか?ということです。

 

解りやすい例として、スマートフォンを据え置き型無線ホームルーターに接続して楽しむ場合に、どれくらいの速度が出ていればサクサクと快適に使えるのか?

 

実際の速度は以下の通りです。

 

○メール・LINEで128kbps~1Mbps

○ウェブを閲覧する為にはテキスト中心のサイトで1Mbps。大きな写真が混在しているサイトで10Mbps程度

○動画は解像度にもよりますが、5Mbpsから20Mbps

 

この数値は、これ以下では使えないという事ではありません。サクサク利用出来る為の目安です。

 

ソフトバンクエアー利用者が計測した実際の速度

実際に利用者が計測したデータを見てみましょう。

 

「ソフトバンクエアー」の「みんなのネット回線速度」でのデータは97,557件あり、直近3ヵ月に計測された8,714件の平均値は、45.5Mbps です。

 

実際の利用に関して、サクサク利用出来る充分な速度が出ていることが解ります。

 

回線工事が可能なら、光回線がベスト!「ソフトバンク光」+「ワイモバイル」がトータル費用の安さでオススメ!

回線工事が可能なら、光回線の導入が自宅にWi-Fi環境構築手段としては最適です。無線では実現出来ない、速度と安定感を光回線では実現出来ます。

 

 

(参考:ソフトバンク光お申し込みサイト)

 

 

ソフトバンク光の「みんなのネット回線速度」では、273,060件のデータがあり、直近3ヵ月に計測された32,704件の平均速度は306.0Mbpsです。

 

4Kで動画視聴を家族で楽しむ事や、レスポンスが必要なハイクオリティネットゲームも、ストレス無く思いっきり楽しむ事が出来ます。

 

「ソフトバンク光」の月額料金は、戸建てで5,720円・マンション集合住宅で4,180円です。

 

フレッツ光が導入されているマンションでは、簡単な手続きと工事で「ソフトバンク光」は利用できる様になり、月額料金も「ソフトバンクエアー」より安価です。

 

「ソフトバンクエアー」と同様に、スマートフォンもY!mobileにすれば「おうち割」が適用されて、1台あたり1,188円の割引きが受けられます。

 

マンションに住む家族3人で光回線「ソフトバンク光」+スマートフォンに「ワイモバイル3GBプラン」利用した場合、家族全員に掛かる通信費のトータルは7,150円で済みます。

 

 

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