ホームルーターとは?
ホームルーターとは、光回線のように工事をする必要がなく、コンセントにつなげるだけインターネット回線が使えるようになる機器のことです。光回線とは違って、モバイル回線を受信して利用することによって、インターネットを快適に使えるようにしています。
ホームルーターを使うメリット
インターネット回線を利用するためには、工事をして光回線を利用するのが主流。しかしながら、ホームルーターも人気があります。
なぜなら、ホームルーターには光回線にはないメリットがあるからです。ホームルーターのメリットを知らないまま光回線を契約してしまうと、金銭的にも機能的にも大きな損をしてしまい、「結局、ホームルーターにしておけばよかった」ということになってしまうかもしれません。
ここではホームルーターを使うメリットを3つ紹介します。
ホームルーターを使うメリットをしっかりと理解して、モバイルルーターや光回線のメリットと比較したうえでどれを利用するかを考えるようにしましょう。
簡単にインターネット回線が設置できる
光回線を利用する場合には、どうしても工事が必要になります。もしあなたが転勤族で、引越しをたくさんする必要がある環境にいるなら、新しい家で光回線を使うためには、引っ越すたびに毎回開通工事をする必要があるのです。開通工事には時間もかかるし、結構なお金もかかります。
そこでホームルーターの出番です。ホームルーターは本体が届いたら、あとはコンセントにつなげるだけでインターネット回線が使えるようになるもの。引越しが多い人でも、開通工事を何度も行うことなく、快適なインターネット環境を手に入れられるのです。つまり、引越しするたびに開通工事をする必要がなくなるということ。
引越しが多い場合や、すぐに引っ越すことが確定している場合などにおいては光回線よりもホームルーターを利用するのがいいでしょう。
固定回線よりも料金が安い
固定回線よりも料金が安く利用できるというのもホームルーターの魅力。
ホームルーターを利用するにあたって、工事費の代わりにルーター本体のレンタル料・購入費用がかかってしまうのですが、ホームルーターは光回線よりも月額料金も安いのは確かです。たとえば、ドコモの「home 5G プラン」は設備工事不要・ネット使い放題で月額4,950円です。それに対して光回線は15,000〜40,000円ほどの工事費がかかることに加えて、月額料金は会社によって差が大きく、そのプランなどによっては6,000円近くかかることもあります。
以上のことを考えると、初期費用のことを考えてもホームルーターのほうがお得だとわかりますよね。ホームルーターは通信速度というよりもインターネット回線の安さを重視する人におすすめです。
たくさんの端末を接続できる
ホームルーターはモバイルルーターに比べて、同時に接続できる端末数が多いです。つまり、家にパソコンやタブレット、スマホなどがたくさんある人でも、すべてをホームルーターのインターネット回線に接続しておけるということ。
具体的にどれほどの端末数を同時に接続しておけるのかは機種によって違いますが、、ドコモの「home 5G プラン」で必要になるホームルーターの「home 5G HR01」には、65台もの端末を同時に接続できるのです。
これだけの数を同時接続できるとなると、友人が遊びにきたときに回線を使わせてあげてもいいし、どれだけ家族が多くても問題なく使えることがわかりますよね。同時接続数が少ないと、どうしても接続と解除を繰り返しながら使わないといけなくなってしまいますよ。
ホームルーターを使うデメリット
しかし、ホームルーターを使うことにもデメリットはあります。デメリットを知らないままホームルーターを使っていると、契約をしたあとに「やめておけばよかった」「光回線やモバイルルーターに切り替えようかな」と後悔してしまうかも。
そこで、ここではホームルーターを使うデメリットを3つ紹介します。
デメリットをしっかりと頭に入れておくことによって、ホームルーターの導入判断を適切に下せるようになるだけでなく、ホームルーター導入後にも正しく効果的にを利用できるようになるでしょう。
回線が繋がりにくい場合がある
ホームルーターは回線がつながりにくくなる場合があります。
なぜなら、ホームルーターはモバイル回線を使ったインターネット通信を可能にするものだから。モバイルルーターと比較すると回線は早いですが、光回線と比較すると回線は遅く感じることでしょう。あくまでホームルーターは高速通信を可能にするために利用するものではないのです。
よって、テレワークなどでインターネット回線が仕事に直接関わる場合や、オンラインゲームなどのコンテンツを楽しむことを趣味としている人にはなかなかおすすめできないかもしれません。
持ち運びができない
モバイルルーターよりも回線速度は早いのですが、基本的にはモバイルルーターのように外に持ち運んでの利用はできません。よって、「公共のWi-Fiを使わずに外出先でもインターネット回線が使いたい」という場合には、モバイルルーターを契約するのがベター。
しかし、多くのホームルーターはコンセントにさえ接続できれば、インターネット回線を利用できます。よって、カフェなどでコンセントに接続すればホームルーターが利用できないことはないのです。とはいえ、あまりおすすめできることではありません。限られたカフェのテーブルスペースにホームルーターを置いている人は見かけたことはありませんよね。
外出先でもどこでもインターネット回線を使いたいと思ったら、ホームルーターではなく、モバイルルーターを利用したり、端末自体の通信プランを変更したりするようにしましょう。
通信制限にかかる可能性がある
インターネットをたくさん利用するために契約したホームルーターですが、ものによっては通信制限にかかってしまう可能性があるということを知っていましたか?
ホームルーターにおける通信制限は「より多くの人に快適なインターネット回線を提供するための混雑回避策」とされています。たとえば、UQ WiMAXにおいては直近3日間で15GB以上を利用すると、通信制限がかけられるようになっているのです。
つまり、インターネットをたくさん使いたいからといってホームルーターを契約しても、あまり使い過ぎると通信制限にかかってしまうのです。たくさんYouTubeなどをみたり、オンラインゲームをしたり、テレワークをしているという人は通信制限にかかるホームルーターを使うのは控えておきましょう。
主なホームルーター3選
では、実際にどんなホームルーターがあるのでしょうか?
どれだけ「ホームルーターを使いたい」と思っても、実際にどんなホームルーターがあるのかがわからなくては意味がありません。しかしながら、ひとつひとつのホームルーターの詳細やスペックを検索をするのは面倒だと思うかもしれません。
そこで、ここでは3つのホームルーターを紹介。
どんなホームルーターがあるのか、そしてそのホームルーターが一体どんなものなのかを頭に入れて、自分にぴったりなホームルーターを見つけるようにしましょう。
ドコモ home 5G HR01
ドコモ home 5G HR01は、NTTドコモが提供している5Gにも対応しているホームルーターです。
2021年8月27日発売の最新機器で、5Gのほかにも、Wi-Fi・ビームフォーミングにも対応しています。接続もとても簡単で、コンセントにつないだら、あとはスマホでQRコードを読み取るだけ。誰でも簡単に快適なインターネット生活を手に入れられることでしょう。
そのほかの基本情報は以下のとおりです。
本体価格 | 39,600円 |
通信速度 | 5G:受信時最大4.2Gbps/送信時最大218Mbps
4G:受信時最大1.7Gbps/送信時最大131.3Mbps |
サイズ | W95×H170×D95mm |
重量 | 約720g |
同時接続台数 | 65台(Wi-Fi:64台/有線LAN:1台) |
ホームルーターの見た目はダークグレーの直方体。とてもスタイリッシュなデザインで、どんなインテリアにも馴染むようになっています。部屋の統一感などを気にする場合には、ドコモ home 5G HR01は確実に選択肢に入れておくべきでしょう。
WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L11
Speed Wi-Fi HOME 5G L11は、UQ WiMAXが提供しているギガスピード対応の高速ホームルーターです。
(出典:UQ WiMAX公式サイト)
専用の「ZTELink JP」というアプリを使えば、データ通信量や電波状態の確認可能。もちろん、5GとWi-Fi 6に対応していて、ホームルーター業界では最速クラスのインターネット回線が楽しめるようになるでしょう。さらに、充電が長持ちするような技術が採用されていたり、非常に高度なセキュリティが導入されていたりと、非常にたくさんの魅力が詰まっている機器です。
そのほかの基本情報は以下のとおりです。
本体価格 | 21,780円 |
通信速度 | 受信時最大速度2.7Gbps/送信時最大速度183Mbps |
サイズ | 約W70×H182×D124mm |
重量 | 約599g |
同時接続台数 | 32台(無線LAN:30台/有線LAN:2台) |
ホームルーターの設定や管理はものすごく簡単になっていますが、それでもデータ通信量などを確認するのが面倒だという場合もあります。もし、以前ホームルーターを使っていて、確認作業が面倒だと感じたことがあるなら、Speed Wi-Fi HOME 5G L11がアプリで簡単に管理できることに驚くかもしれません。
ソフトバンクエアー
ソフトバンクエアーは、誰もが知っているソフトバンクが提供しているホームルーターです。
たくさんのキャンペーンが開催されていて、現在は3万円以上のキャッシュバックが受けられるものが行われています。また、25歳以下の利用料金が安くなったり、他インターネット回線やモバイルルーターから乗り換える場合には違約金や工事費が満額還元されたりします。
そのほかの基本情報は以下のとおりです。
本体価格 | 58,320円 |
通信速度 | 受信時最大速度612Mbps |
サイズ | 約W103×H225×D103mm |
重量 | 約710g |
同時接続台数 | 128台 |
同時接続台数が128台というのは、他のホームルーターと比較すると約2倍以上多い数。1つのホームルーターでたくさんの端末をインターネットに同時接続できるので、大人数のイベント会場などでも使えるかもしれませんね。
ホームルーターを使うならソフトバンクエアー
では、一体どのホームルーターが最もお得に利用できるものなのでしょうか?
ホームルーターは本体代に加えてプラン月額料金があったり、割引キャンペーンが適用されたりするので、なかなか料金を比較するのが難しいもの。しかしながら、難しいからといって適当にホームルーターを決めてしまったら後悔することになるかもしれません。
せっかくホームルーターを契約するのなら、高品質かつ安いものを見つけて、機能面などもしっかりと比較したうえで、納得して契約したいものですよね。
そこで、実質料金が最も安いホームルーターを紹介します。そのホームルーターとは「ソフトバンクエアー」です。
ソフトバンクエアーの料金詳細
事務手数料 | 3,300円 |
---|---|
月額料金 | 5,368円 (契約期間なしプラン) |
SoftBank Air スタート割プラス (24ヵ月目まで) |
-1,188円 |
Airターミナル割賦金 (端末代金) |
1,650円×36ヵ月 |
月月割 | -1,650円×36ヵ月 |
割引後の月額料金 | 4,180円 |
なぜソフトバンクエアーのホームルーターが最も安くなるのかというと、公式が実施している月額料金の割引に加えて、キャッシュバックが受けられるから。また、ソフトバンクエアーは格安スマホであるワイモバイルとのセット割りも適用可能。スマホの通信費も込みで考えると、よりソフトバンクエアーの安さが感じられることでしょう。
さらに、誰しもが知っている大手キャリアであるソフトバンクが提供しているものということで安心もできるはず。ソフトバンクエアーを契約すれば、安く快適なインターネット環境が準備できること間違いなしです。
ホームルーターで簡単にインターネット回線を
ホームルーターを利用すれば、光回線のような開通工事をすることなく、簡単にインターネット回線を使い始められます。
本記事で紹介したホームルーターは、以下の3つ。
- ドコモ home 5G HR01
- WiMAX Speed Wi-Fi HOME 5G L11
- ソフトバンクエアー
それぞれに別々の魅力があり、少しずつスペックなどが違うので、自分のライフスタイル・求めているものにマッチするものを見つける必要があるでしょう。
そのなかでも通信制限なく無制限で使えて、かつ安く利用できるのが「ソフトバンクエアー」です。キャッシュバックがついていることよって実質料金が安くなるだけではなく、ソフトバンクのスマホと一緒に契約をすることによって通信料が安くなります。
ホームルーターを使って簡単にインターネット回線を手に入れるなら、しっかりとそれぞれの聞きの違いを理解しておくようにしましょう。もしできるだけ低価格で快適なインターネット環境を手に入れたいなら、ソフトバンクエアーがおすすめです。