ゼクシィ結婚トレンド調査2019によれば、結婚式・披露宴の費用平均は350万円強とのことです。結婚を考える若い二人が、「そんな金額の費用は、とても支払えない・・・」と短絡的に考えるのは早いです。
確かに350万円分のサービス提供を受けて、その費用を新郎新婦側で支払っていますが、入ってくるお金である「ご祝儀」があります。同じ調査でご祝儀の平均額は、約220万円強あります。純粋に支払う金額は130万円程度で、「家」のイベントという側面を考えれば親からのプラスαが有る事も多く、実質の支払い額はもっと下がります。
サービスを享受する場合、「支払」金額のみに目が行ってしまいますが、「入金」金額と併せてトータルの費用を考える事が大切です。「サービスを受ける事で入金?」と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、言い方を変えれば、「キャッシュバック」です。
Wi-Fiの契約を考えるなら、「キャッシュバック」を考慮して支払い総額でサービスを判断しましょう。オススメを検証して解説します。
キャッシュバックとは?
キャッシュバックについて、考察してみましょう。
携帯電話のキャッシュバックから考える
最近ではすっかり影を潜めてしまいましたが、以前は「キャッシュバック=携帯電話」というくらい溢れてました。
幹線道路を走れば多くの携帯電話ショップに、「キャッシュバック」の大きなPOPが踊っていました。家電量販店に入れば、大手キャリアのジャンパーを着た人が、キャッシュバックのタスキを掛けて来店者にアピールしていました。
携帯電話サービスの契約者は、一旦契約したら長期的に顧客になるケースが多く、サービス供給者は新規契約者獲得コストとしてキャッシュバックを支払っても、長期的にはメリットが有ると考えたためエスカレートしてきました。
せっかくコストを支払って獲得した契約者が、簡単に別のところに乗り換えられては、サービス供給側には大きな痛手です。そのため契約者を逃さないための、「縛り」をかける様になります。
自社の契約者を「縛り」で確保しながら、他社で縛られている契約者を引き剥がすために、縛りを抜ける費用負担もキャッシュバックに盛り込み、より一層獲得合戦が加熱します。
置いていかれたのは、既存の契約者です。一人で何台もの携帯電話を新規契約でキャッシュバックを得て、機種は転売する事態が横行する事の費用は既存契約者が負担する構図で、大きな不公平があったからです。
「この事態は、正常な通信事業の発展では無い」と国の規制が掛かり、携帯電話のキャッシュバックは殆ど姿を消しました。
企業にとってキャッシュバックとは?
通信サービスを提供する会社は、色々な種類を提供している事が大半です。力を入れて新規顧客を開拓するサービスには、経営リソースを積極的に割き、キャッシュバックもその手法の一つです。他社の動向や季節を考慮して、最も効果の有るタイミングを見計らい特典を出します。
逆に、同じ会社の中で力が入っていないサービスもあります。マーケットの中においての存在感や、サービスの価値を踏まえて特典を出さないメリハリを付けています。
たとえばY!mobileの場合、「新どこでももらえる特典」最大3,000円プレゼントを2021年6月1日〜終了日未定で行っています。Y!mobileでは、携帯電話サービスとPocket WiFiサービスを行っていますが、対象になっているのは、携帯電話プランのみでPocket WiFiは対象になっていません。
Pocket WiFiはソフトバンクの登録商標です。広く浸透している価値あるブランドですが、現在は力を入れていないということです。
また、最大3,000円プレゼントとだけ聞けば、現金のキャッシュバックと感じますが、実際にはPayPayボーナスでの支払いです。PayPayユーザーは日常の中で使用する事も可能ですが、ユーザーでない場合はメリットが有りません。
これはY!mobileだけの話ではなく、docomoならD払い・auならauPAYの様に自社系列で行うキャッシュレスユーザーに取り込む狙いが有ります。
顧客に自社の縛りが掛けにくくなって、キャシュバックも出しにくくなった中で、自社サービスの枠の中にユーザーを取り込む方法が変わってきています。
構図が変化するキャッシュバック
キャッシュバックは、新規顧客獲得のためのツールです。しかし、通信サービスを提供する企業が行うキャッシュバックは、現在のところ「無し」・「控えめ」・「自社のキャシュレスサービスやポイント支払い」が多くなっています。
これは、新規顧客に力が入っていないのでは無く、通信サービスの構造自体が変わってきている事を表しています。
サービスを提供する公式サイトで、新規顧客にのみに向けた大規模なキャンペーンは、既存契約者の反発を招き、離反に繋がる可能性があり、手段として行いにくくなっています。また、新規顧客を獲得する為のコストは掛けただけ成果に繋がるとは限らず、激しい同業他社との競争上の大きな負担になります。
そのため通信サービスを提供する企業は、自らが積極的に新規顧客を獲りに行くのでは無く、サービスのブランドイメージを磨く・守る事に特化する方向に大きく舵が切られています。
新規顧客獲得を担うのは、正規代理店です。
正規代理店とは?
正規代理店という言葉に、色々なイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。同じ契約をするなら、代理店に余分なコストを支払う事無く、サービスを提供する元の企業と契約した方がお得だと考える方も多いでしょう。
しかし、前述の様に通信業界の構図が変わっています。具体的に例を挙げましょう。
今回は工事不要の無線でWi-Fi契約が主題ですが、今後しばらく引っ越しの予定が無く回線工事に問題が無い方や、マンション集合住宅で既に共有スペースまで「フレッツ光」などの光回線が引き込まれている場合は、光回線をオススメします。
(出典:SoftBank光 公式)
「SoftBank光」は、フレッツ光回線を利用した光コラボです。
正規代理店で申し込むと、最大28,000円・オプション加入無しでも、25,000円がキャッシュバックされます。
キャッシュバックキャンペーン詳細は、以下をご覧ください。
契約後の「SoftBank光」サービス内容は、全く同一です。公式が行う得点は全て享受した上で、代理店独自の特典がゲット出来ます。
正規代理店では同じ契約を行ってもキャッシュバックは25,000円になり、大きな差が有ります。
ここで注意したいのは、代理店なら何処でも同じ条件のキャッシュバックが行われている訳では無いという事です。それは、キャッシュバックを捻出する仕組みが、大きく関わってきます。
キャッシュバックの財源
正規代理店のキャッシュバック財源は、サービスを提供する企業から支払われていません。
そのため、代理店ごとに同じ条件にはなりません。
正規代理店は、新規契約ごとに販売手数料コミッションを得る事で成り立っています。サービスを提供する側から考えれば、新規顧客を獲得する営業活動を丸投げする事が出来て、成果報酬のために無駄が有りません。
正規代理店が行うキャッシュバックは、販売手数料の中から支払われています。
正規代理店と一口に言っても形態は2つ有り、大きく異なります。
1つめは実店舗です。携帯電話ショップは、大手キャリアブランドの看板を掲げていますが、直営のショップは基本的に有りません。別資本の正規代理店が運営しています。
実店舗の運営には、家賃・光熱費・広告宣伝費・スタッフ人件費等の、多くの経費が掛かります。これらの経費は販売手数料の中から負担するため、キャッシュバック費用捻出は簡単ではありません。
2つめはオンライン店舗です。Web集客が中心の正規代理店は、必要な経費が実店舗に比較すれば大幅に圧縮が可能で、魅力ある金額のキャッシュバック費用捻出が可能になります。
また、サービス供給側から代理店に支払われる販売手数料は、一定ではありません。コンスタントに新規顧客を獲得する優良な正規代理店には、より一層の奮起を期待して有利な条件が設定され、ユーザーにとっては益々魅力的な金額のキャッシュバック設定が可能になります。
Wi-Fi契約をする場合の金額
工事不要のインターネット回線を確保に、Wi-Fi契約をする場合の金額を具体的に見ていきましょう。
回線のメインで利用する事を前提とすれば、リストに挙げるのは月に使うデータ容量が無制限か、100GBになります。
大きく二つに分ければ、「据え置き型無線Wi-Fiルーター」と、「持ち運びが出来るモバイルWi-Fiルーター」になります。
無線形式では、「WiMAX」か「それ以外」かになります。WiMAXでは扱うプロバイダによって条件が異なるため、数社をピックアップして、他は人気の有るサービスを選びました。
初月料金に踊らされない
月額料金を見ていく時に、最初の1年目を安くする事は営業戦略上よくあります。しかし、それが行きすぎるとユーザーには本質が解りにくくなります。
「今なら初月料金0円!」や「驚きの月額料金1,518円~!」というキャッチーなコピーは、一見すると、とても魅力的ですよね。
初月料金 | |
DTI WiMAX | 0円 |
カシモWiMAX | 1,518円 |
Broad WiMAX | 2,999円 |
クイックWiFi100G | 3,718円 |
GMOとくとくBB | 3,969円 |
SoftBankエアー | 4,180円 |
WiMAX +5G | 4,268円 |
BIGLOBE WiMAX | 4,378円 |
Y!mobile | 4,818円 |
YAMADA air mobile | 4,818円 |
FUJI WiFi100ギガ | 4,895円 |
初月料金の安い順番に並べてみました。しかし、これでは本質が全く解りません。
たとえば、DTI WiMAXの料金は
0~1ヶ月目:無料
2ヶ月目:2,849円
3ヶ月目以降:4,136円
ですから、1年目の月額料金として計算するためには
(2,849円+4,136円×10ヵ月)÷12ヵ月=3,684円
になります。
3年間に掛かる費用合計で比較する
この方法で計算して、3年間の合計金額を見てみましょう。
基本月額 1年目 | 基本月額 2年目 | 基本月額 3年目 | 3年間合計金額 | |
クイックWiFi100G | 3,718円 | 3,718円 | 3,718円 | 133,848円 |
カシモWiMAX | 3,767円 | 3,971円 | 3,971円 | 140,503円 |
Broad WiMAX | 3,627円 | 3,753円 | 4,413円 | 141,520円 |
DTI WiMAX | 3,684円 | 4,136円 | 4,136円 | 143,473円 |
BIGLOBE WiMAX | 4,378円 | 4,378円 | 4,378円 | 157,608円 |
WiMAX +5G | 4,268円 | 4,268円 | 4,818円 | 160,248円 |
SoftBankエアー | 4,180円 | 4,180円 | 5,368円 | 164,736円 |
GMOとくとくBB | 4,568円 | 4,688円 | 4,688円 | 167,330円 |
YAMADA air mobile | 4,818円 | 4,818円 | 4,543円 | 170,148円 |
Y!mobile | 4,818円 | 4,818円 | 4,818円 | 173,448円 |
FUJI WiFi100ギガ | 4,895円 | 4,895円 | 4,895円 | 176,220円 |
3年間の合計金額の安い順に並べてみました。
SoftBankエアーは高い?
工事が不要で導入出来て、家族みんなで使えるインターネット回線の確保として、光回線を除けば据え置き型無線ルーターの「SoftBankエアー」は、最も適していると言えます。
他の無線Wi-Fiサービスに多く有る、月間データ量の上限や、3日間の上限等も一切無く、使い放題になっています。最大接続数も64台まで可能で、理論上の下り最大速度は962Mbpsと光回線に迫ります。
端末にサイズ制約が無く、全てにおいて余裕を持って設計されているため、モバイルWi-Fiルーターと比較して回線品質が安定して、多くの家族が端末を同時接続しても速度の低下が起こりにくくなっています。
理論値だけで無く、実際に使っているユーザーの速度も、一般的に早いと言われているWiMAXに劣りません。
みんなのネット回線速度で、実際に使っているユーザーが計測したレポートを見ていきましょう。
○「SoftBank Air」直近3ヵ月で計測された9,360件の平均値
平均ダウンロード速度: 44.64Mbps
平均アップロード速度: 6.13Mbps
○「WiMAX」直近3ヵ月で計測された4,807件の平均値
平均ダウンロード速度: 36.44Mbps
平均アップロード速度: 5.75Mbps
理論上の数値と比較して、随分遅いと驚かれた方もいらっしゃると思いますが、理論上1Gbps(1,000Mbps)で、無線に比べると大幅に安定している光回線でも理論値には大きく届きません。たとえば、「SoftBank光」を見てみましょう。
○「SoftBank光」直近3ヵ月で計測された34,078件の平均値
平均ダウンロード速度: 300.93Mbps
平均アップロード速度: 193.44Mbps
実際にインターネットを楽しむのに、どれくらいの速度が必要か?
解りやすい例として、スマートフォンがサクサクストレス無く動く為に必要な速度は
□メール・LINEで128kbps~1Mbps
□ウェブを閲覧する為にはテキスト中心のサイトで1Mbps。大きな写真が混在しているサイトで10Mbps程度
□動画は解像度にもよりますが、5Mbpsから20Mbps
が目安です。
もちろん、これ以下のスピードでは使用不可ということではなく、快適に使える速度です。このように、「SoftBankエアー」は品質の高いサービスのため、費用も高額になるのは仕方が有りません。
最もお得なのは、SoftBankエアー!
しかし、ここまでの金額はすべて「支払」金額のみです。「入金」金額と併せてトータルの費用を考える事が大切、と冒頭で申し上げました。
キャッシュバックを含めた、3年間の実質月額料金を計算してみましょう。
3年間合計金額 | キャッシュバック | 3年間実質合計 | 実質月額料金 | |
クイックWiFi100G | 133,848円 | 8,000円 | 125,848円 | 3,496円 |
SoftBankエアー | 164,736円 | 33,000円 | 131,736円 | 3,659円 |
Broad WiMAX | 141,520円 | 5,000円 | 136,520円 | 3,792円 |
GMOとくとくBB | 167,330円 | 29,000円 | 138,330円 | 3,843円 |
カシモWiMAX | 140,503円 | 0円 | 140,503円 | 3,903円 |
BIGLOBE WiMAX | 157,608円 | 17,000円 | 140,608円 | 3,906円 |
DTI WiMAX | 143,473円 | 0円 | 143,473円 | 3,985円 |
WiMAX +5G | 160,248円 | 0円 | 160,248円 | 4,451円 |
YAMADA air mobile | 170,148円 | 0円 | 170,148円 | 4,726円 |
Y!mobile | 173,448円 | 0円 | 173,448円 | 4,818円 |
FUJI WiFi100ギガ | 176,220円 | 0円 | 176,220円 | 4,895円 |
最も安いのは、クイックWiFiです。
(出典:クイックWiFi公式)
特定のSIMを使わない(機器内に挿していない)クラウドSIMです。エリアによって、利用するのに最も適した電波をdocomo・au・SoftBankの回線から選んで自動接続します。
月に使えるデータ量が100GBという制限がありますが、WiMAXとは異なり3日で15GB等の制限が有りません。100GBの容量を思う存分、使いたい時に自由に利用する事が出来ます。
機器や端末の有線接続は出来ませんが、単身者のWi-Fi回線確保手段としては、その月額料金の安さと併せてオススメします。
しかし、光回線の代替手段として家族で使うなら、据え置き型無線Wi-Fiルーターです。
(出典:SoftBank Air 公式)
高品質が故に高額になる「SoftBankエアー」が、キャッシュバックを含めた実質月額料金では、クイックWiFiに次ぐ安さになっています。
圧倒的な販売シェアを誇る「SoftBankエアー」を格安で利用するには、代理店契約がオススメです。
正規代理店では独自のキャッシュバックも行っていて、オプション加入無しでも33,000円のキャッシュバックが受けられます。
指定オプションに加入すれば、最大キャッシュバック額は35,000円になります。特典キャッシュバックの詳細は以下をご覧ください。